「ええ加減にしろー!」という自分がいる。
腹が立つのが収まらないと同時に、あほな行動をする自分が情けない。
腹が立つのが収まらないと同時に、あほな行動をする自分が情けない。
それがスッキリしない原因かもしれない。しかし、そのまた原因は別物に違いない。
親を長年介護したともだちが「自分の親だと思うのを捨てるのよ」とよく言っていたことは、このことだったのか。しかしそう簡単に気持ちが変わるものではない。慣れ親しんだ母の姿がそこになく、その言動がぶっ飛んでいるときは受け入れがたく、全てのマイナス感情に囲まれてしまう。母は認知症なので自分のアイデンティティが時折失われても仕方がない。一方私はどうだろう。認知症の母を前に私のアイデンティティも危うくなっているのではないか。