私たちはユニットケアを推進する特別養護老人ホームです。
少人数単位の入居者をグループ分けしたものをユニットと呼びます。各ユニットはキッチン、ダイニング、リビング、浴室などがあります。トイレと洗面台のある個室でプライベートライフを確保しながら、24時間完全介護のもと生活できるところです。
隣接するユニットはスタッフルームを共有しています。互いの現場を把握し、カンファレンスでは問題解決に向け協力します。
家の象徴でもある玄関。各ユニットごとに玄関ドアの配色を変えています。
看護師や管理栄養士をはじめ、施設長が毎日のように訪れ会話をしています。入居者にとっては訪問客です。
キッチンでは味噌汁を温めたりごはんを炊き、おかずを盛りつけます。毎食ごとにいい匂いが漂うなか、ふつうの暮らしが送れる環境を提供しています。
全居室は庭に面しています。トイレ、洗面台のあるプライベート空間です。
入居者がひとりで過ごす部屋ですから、個性が光る家具や小物が飾られています。
仏壇や冷蔵庫を持つ人、冬になるとこたつをする人も!自由度100%の居室です。
ユニットはチームと入居者が共に暮らしています。
ユニットは8人の共同生活の場ですが、ひとりずつの習慣や希望に合わせたスケジュールに基づいています。こうしたいと思い行動する、といった当たり前のことができない入居者の立場で、ユニットをきりもりするのがチームの仕事です。
食事の介護が必要だった人が自分で食べられるようになったりすると、ほんとうにうれしい。本人が楽しそうに食べものを見る、そんな光景がLINEを通して家族に届くようにしています。
家族とは介護というつながりを持っていたいからです。ようすを伝えるだけではなく、相談していっしょに決めるスタンスをとっています。
モットーは入居者とスタッフが楽しく暮らす。もともとの自分らしさも大切ですが、今の自分らしさをみつけてもらえるよう手伝う。それが僕の仕事だと思っています。